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イグドラシルの継承者~13~

2008-09-03 Wed 00:03
 結局のところ、大戦においての指導者格の被害はリーシアの死のみにとどまった。各部隊ごとに数千に及ぶ犠牲こそ出たもの、である。
 次の大戦が千年後に起こることを告げたあと、それぞれは思うところがありながらも黙っていた。

 きっとここで、私たちの歩む道は分かれるのだろう。そうユリアは確信していた。
 グラストヘイムからもっとも近いところで、レイシアは封印を監視するといって残り、多数の魔術師と市民がそこに町を作った。
 リルシェはそこでレイシアと分かれた。リルシェは更なる知識を求め、北を目指すといっていた。
 さらに南下し、広大な草原に出たとき、アレスとレイン、ローズとスノウがここに残るといった。シャルフィアも土地的にここが首都に向くだろうと言ってそこに残る意志を告げたが、国の原型が出来てから南東に旅に出たという。
 リルシェはそこからひたすらに北上した。
 刻と燐歌は南西の砂漠を目指すといって別れた。
 新たな土地に、新たな街が出来、新たな時代の始まりを見守り、ユリアはプロンテラからまっすぐ東を目指し、辺境に修道院を作った。すぐに姿を消すことは出来ず、そこに十数年ほど滞在したがやがて姿を消した。

 こうして、最初の人魔大戦は終わりを迎えた。
 一つの国の終わりと、新たな国の始まり、そしてさまざまな街の種を各地に残し歴史は動き始めた。次なる千年へ向けて。

 誰もがうすうす気づいていた。ユリアの纏う空気が変わっていたのを。
 それがリーシアの死によるものでないことも。
 しかし、誰もがそれを追求はしなかった。いつかまためぐり合うと、誰もが確信していたから。

イグドラシルの継承者・過去編 了
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